コンパクトシティの解釈が間違えております。

小さいという意味ではなく、小さくまとまった。という意味ですので

これから使うときは気をつけましょう。道幅はまったく関係ありません。

2006街元気プロジェクトBOOK e-ラーニング編から

コンパクトなまちづくり

母親。最近よくテレビや新聞でコンパクトな街づくりって言ってるわね。

暮らしやすい街はコンパクトなまちって言われているけど、

具体的にはどういうまちのことかしら?

マチコ。青森市がそうなんだって。青森市では1970年

から2000年の30年間に、中心部から郊外の人口が流出したせいで、

道路や下水道、小中学校、上水道の整備のために、約350億円の行政投資をしてきたんだって。

もし市街地が拡大していなかったら必要ない経費だって、市は説明しているわ。

マチコ。そこで青森市は、平成11年に都市計画マスタープランを作って、

郊外に向かった街づくりを街なかに移す、いわゆるコンパクトシティを

目指すことを考えたそうよ。それで駅前に再開発ビルを作って、

生鮮市場や市立図書館をその中に入れたり、民間が街なかに建設したマンションを

借り上げて市営住宅にする取り組みをはじめたんだって。

その結果、今では街なかのマンションに生み人も増えて、人通りも多くなったって、

こないだ新聞に載っていたわ。駅前には、高齢者向けのケア付マンションもかなり人気があるそうよ。

母親。これからは人口が減って、高齢者が多くなることは確実よね。

それにますます車社会になって来るでしょ。そうなるとそうなると税収は増えなくて自治体の財政は

厳しくなるし、隣近所の関係も薄れてくるでしょうし。

マチコ。だからこれからは、郊外に広がっていた住宅や病院、図書館のような公共施設を

街なかに集めることが必要なんだ。それに、商業施設を充実させ手、地域のコミュニティの

魅力を向上させることも必要だよね。つまり、歩いて暮らせる賑わいあふれる中心市街地

取り戻すことが、絶対必要なのよね。