(仮称)八戸芸術パーク隣接地再開発懇談会    vol12

開催日時平成13年9月4日PM6時〜9時

場所 長者公民館2階会議室

出席者: 田端文男 滝尻明義 横町俊明 十日市孝史 坂下耕蔵 小笠原昇 宮川裕子 畠山繁太郎 高屋敷清 高屋敷和彦、奥様 岡田孝子 吉田トキ 村井貴美子 下斗米健志 森貝尚道

玉内洋光(デーリー東北記者) 月館慎司(東奥日報記者)

横町副会長(司会):今日はご苦労様です。市の検討委員会の計画で(新聞紙上に発表になった報告)駐車場が少ないのではないか。

田端会長より挨拶:

平成11年より森貝さんの案についてなんとか実現して欲しいと思っている。市の対応は駄目だったが市民病院跡地に芸術パークが出来ると決まりました。今日は古常泉下、山吹小路の皆さんにお声をかけて今までの市とのやり取りや市の検討委員会と答申、県の整備検討委員会の2回目の資料等を森貝さんより説明していただき皆さんの意見をいただきたいと考えております。

森貝:中省略。なぜ私がここにいるのか会議所の市への要望項目に市民病院の跡地に芸術パークを誘致したいと言うのがあり、市の都市計画課の榎本課長に相談したところ地権者の要望書、誓約書を持ってきたら県に働きかけてやる。と言われ3週間かけてゆりの木通りに面している11名に働きかけ誓約書をいただき市に出したら,都市計画課の問題でない、教育委員会の文化課も交えて2年ばかし勉強会をしたが、なぜか共同ビルの勉強会となり、地権者から共同ビル事業への賛同が得られないことを理由に,今後は都市計画課の担当ではなく文化課の管轄となると言われ、我々の期待するものではなかった。

県の芸術パーク推進室に行きいきさつ、議事録、資料をすべてだし何とかして欲しいと要望をした。市民参加のワークショップを開くので出来るだけ参加して意見を出して欲しいと言われた。皆さんの意見で県も市も計画を見直してくれるのを期待しています。私の案は今の看護婦棟を住宅地にして土地は等価交換にします。ほとんどお金はかかりません。皆さんの家屋の補償費と裏の道路整備の費用をおおざっぱに見積もったところ約15億くらいです。これを国、県、市で負担すれば市は5億くらいの負担ですみます。三日町,番町に15億予算を取っているのでこれくらいは市も出せると思います。

横町:皆さんの意見をいただきます。

滝尻:今までの市の対応は本当にだめだった。タイムスケジュールによると2001年10月上旬基本構想、2002年設計、2003年着工,2006年完成となっているが地元への説明が何もない。今の時点で地元の要望をどれくらいヒヤリングするものか疑問だ。はじめは市に協力したい主旨で勉強会をスタートさせたのにいつのまにか自分たちのエゴで動いているのではと言う声が聞こえてきて残念だ。

下斗米:ゆりの木通りを正面にしたほうが良いという考え方は、誰が考えても正論だ。東野議員やらにも話したがどうにもならない。森貝さんの案でやってほしい。何年も前から鎌倉や水戸に行って見てきているが市民病院跡地にそのまま立てるとしたら反対だ。広く開発すべき。市の対応に腹が立ち、何もいいたくなくなる。

高屋敷清:現在公会堂を利用する立場で、搬入口が狭くて使いづらい。劇場をつくるならいいものをつくって欲しい。道路に面しているというのが絶対条件だ。立ち退き等には喜んで協力する。利用しやすい施設にして欲しい。

坂下:役所主導でなければ何も出来ない。我々に対し市がもっと積極的に動いて欲しい。県がどう考えているのか。

十日市:個々の話を聞きたい。地権者が一体となって我々にメリットがあるような意見を言うべきではないか。

宮川:芸術パークが来ると決まったので反対はしない。ここをあんまり離れたくない。回りに迷惑かけない施設にして欲しい。

岡田:宮川さんと同じ。鍛冶町の方に向ければいい。立ち退きの場合どこに行くのか。

畠山:市の計画は小さかった。森貝さんの計画どおりであれば協力しても良い。

小笠原:芸術パークには賛成。今のままの所を動きたくないしどうしてもと言われれば賛成する。(一体となった計画)

高屋敷():施設,用地の概要,規模がわからない状況で議論してもしょうがない。時間もないのに我々がここで用地が広い狭いと議論するのは無理がある。県の計画を知りたい。協力してくださいと言われれば協力する。

高屋敷(奥様):住みやすく利便性もよく動きたくない。

村井:旧市民病院跡地だけの計画で,隣接地はこのままと言うのは景観上も問題がある。動かなければならなければ動くが、有識者(整備検討委員)の皆さんからそういう意見が出ないのか考えがわからない。私のところの裏に道路事業で土地があるので売って欲しいと言ったら以前は売りますと言っていた(市の道路維持課)が、最近では売らないといっている。市は賠償を考えているのか説明がなく不安。今の公会堂のタクシー乗り場は、とても不便。雨や雪になるとおしゃれして行けない。駐車場も離れていて利用しづらい。

吉田:規模がまるでわからない。市議会の要望する施設ではあまりにも規模が小さすぎる。やるからには地域の活性化につながるような施設を欲しい。県や市から何の説明もない。今のままでは反対。森貝案は大賛成すばらしい。新幹線もくるし立派なものにして欲しい。誓約書が必要であれば押す。

田端:ここに住みたい人もいるだろう。私はここで商売をしたい。

森貝:ありがとうございます。私は建築家として21世紀の福祉の方向と安全な建物についていまの市の計画はでたらめだと思います。バリアフリー、ハートビル法、など考えなければならない。消防車が入れない道路。施設。風水害の恐れのある場所(大雨に溢れる側溝)。非難に問題がある場所(狭い路地、違法駐車)。これらを解決しなければ建てるべきでない。これくらいの施設であれば出来るだけ道路に面することと、利用しやすい空間構成が必要で、建物をユニバーサル化にするべきだと考えております。またゆりの木の道路復員は20mですが将来的に25mにしなければならないと市の職員が話しています。

小笠原:800人と600人のホールと美術館だそうだが

森貝:今の公会堂の大ホールが1642席、小ホールの公民館は492席です。私は2000席のオペラもできるコンサートホールと600席の劇場と300席の実験劇場が欲しいと考えてプランしました。リハーサル室もたくさん必要です。県は美術館は2つも要らない、八戸はギャラリーでいいのではないかと言っています。予算規模は青森芸術パークが120億ぐらい、弘前武道館が100億、八戸もそれ程度の予算を見ないと八戸選出の県会議員さんたちは反対すると言っている。長者山を含めて整備するのであればその位かけないといいものは出来ない。長者山は夏はおとぎの森があり三社大祭がある。冬はえんぶりがある。整備をして彫刻の森にできる。長者、吹上,糠塚だけの山(緑)でなく市民の森です。片町の朝市ももっと人気が出ると思う。

坂下:何らかの協力はしたいとおもうが、旧市民病院の敷地だけでは規模が小さすぎるので協力できない。誰も協力しないのではないか。

高屋敷:市の担当者から話を聞きたい。

滝尻:市民の誰が考えてもゆりの木に正面を向けたらいいと思うに決まっている。なぜ、市や,県や,検討委員会がそういう話をしないのだろうか。私は協力しますよと言っているのに何らリアクションがないのはどういうことか。

十日市:用地買収の考え方,いつ頃、どこをなのか聞きたい。

岡田:私も聞きたい。

横町:とにかく土地,建物、移転などなんでも協力する意思はあります。逆にあとから市民から何でこの辺の住民は協力しなかったべと言われたくありません。喜んで協力します。と言っているのに。。。。。。。。。。。。。。9月8日に子供と老人のワークショップがあり、その後18日にグランドホテルで2回目のワークショップがあります。それで地域の皆さんからの意見集約は終わりになります。私と滝尻さんのとこだけでも何とかゆりの木通りに面するようなプランにしてもらいたい。皆さんも協力していただきたい。駐車場250台というのは少なすぎる。市の駐車場で450台くらいですから割合からいっても少ない。地下2層案が良いと思います。

村井:県ではゆりの木の方を整備して次に必要なら三角地帯を開発するようなことを言っている。

高屋敷:今の公会堂の駐車場は午後10時を過ぎると泊まりになる。後片付けを考えるともっと営業時間を延長して欲しい。こんな施設ははずかしい。大型トレーナーが停まってもいいような施設を創って欲しい。

横町:今日は遅くまでありがとうございました。しかるべき立場の人から話を聞きたいと言う意見が多かったようですので、人選をして来週にでも再度お声を掛けたいと思います。9時を過ぎましたので、これで今日のところは終わります。お疲れ様でした。

*最後に、当日出席できなかった4名の方から事前に森貝が聞いてきた意見を書き加えます。

小野寺燃料店:再開発計画に賛成。夫がねたきりで子供のいる盛岡に引っ越したい。土地を買収して欲しい。

千葉寿:再開発計画に賛成する。立ち退くのも良い。妻が子供のところで介護されている。

大久保商店:県や市の説明が欲しい。芸術パークに賛成する。今の跡地のままにたったら前と一緒だ。大きな開発が必要。以前は裏の土地を買いたいと言ったら市は売ると言っていたが今は売らないといっている。いろいろ話を聞きたい。

稲垣秀秋:市や県がもっと積極的に動くべきだ。跡地だけでは反対。ゆりの木に面するようにしていただきたいし協力はする。