合併後の将来像

今の国の政策を理解し中核市となる方が我々にとってよい選択だと思います。各地方自治体の財源が景気悪化で減り続けており、議員や役人等及び税金での支出項目の見直しが必要。新幹線開通は大きなチャンスである。青森といえば十和田湖、ねぶた、恐山、弘前の桜となかなか八戸やその周辺は出てこない。魅力ある地域にするため、これまで培ってきたかつての豊かさを持続しつつ、この時代変革の流れをどのように魅力づくりに転化できるかだと思います。これまでの全体的な立ち遅れ観や中央依存型の体質をどう脱皮するか。住民参加型の自立的なシステムの構築へ各人が思考を高めていくと言う意識改革が肝要である。観光でPRするにはそれなりの戦略と戦術が必要だが今はばらばらで地域一体となったスケールメリットがない。これからは、ネットワークの時代だし、ITの時代である。合併してお互いの資産、情報、文化歴史を共有し地域活性化に取り組むべきと考える。

     街づくりで思っていること

私は八戸に帰ってきて20年経つが大して街は変わっていない。商工会議所の議員になったこともあり市の都市計画も知っているが事業にはなかなか予算すらつかない(コンサルにはつくので企画書だらけ)。なぜだろうか?この近くでは盛岡市、遠くでは北九州の博多市などはこの20年で様変わりしている。行く度に変わっている。これはなぜだろう?街づくりは誰の仕事だろうか。住民はお互いの利害しか考えない。この中に行政が入って将来ビジョンをつくり事業化してつくるもの。あたりまえのことであるが、なかなかむずかしい。しかし夢のあるビジョン住民の意見を取り入れた開発、計画、ならどうだろうか。今まで八戸市では真剣に住民の意見を取り入れてなかった気がする。これからは住民参加型のプロジェクトでなければ街づくりは出来ない。住民だって将来の計画、そして不安や心配事がたくさんある。しかし何とかしなければならない状況も充分にわかっている。行政が住民の目線になればもっと早く事業化すると確信しております。三日町番町再開発、市民病院跡地芸術パーク、尻内駅前再開発、むつ湊駅前再開発等、いろいろやらなければならないことが山積している。市は予算がないと逃げているが逃げるのではなく人をつけ本気で考えて欲しい。考えれば知恵も浮かぶでしょう。盛岡や博多ではいち早く行政に窓口があり、担当者が付いていると聞いています。八戸にも充分に経験積んだ人材が必要です。

     こんなまちにしたい

また、街づくりには絶対必要なことはグランドデザインをつくることです。これには住民だけでなく地域の建築家も参加させるべきだと思います。環境、資源の有限性が強く意識される21世紀においては,経済的な豊かさと共に精神的な豊かさを味わうことが出来る,ゆとりと美しさに満ちた暮らしを実現することが求められます。このため階上岳、名久井岳、新井田川、馬淵川、など自然環境を保全すると共に、住民の行うあらゆる活動に豊かな充実感と生きる意味を与える文化を創造し,住民に多様な暮らしの選択可能性を提供することの出来る参加と連携による地域の創造が期待され、一人一人の自覚と協力が街づくりに不可欠と思っております。