観光交流施設についてNo.2


今日は皆様にこの施設がよい悪いではなくこの中心街、このまちの将来について話したいと思います。

 

昨日のNHKのテレビで公立病院の建設についての番組がありました。それには

@     大きな吹き抜けは経費がかかるからやめ、福祉の充実にまわす。

A     大理石をやめ建設費をできるだけ安くしコストを見直す。とありました。又、先日のテレビタックルでは新庄市の財政赤字が市民へのサービスの悪化を加速している、役人は自分の金でなく国から来ると思っている、と報道されております。

自治体の借金が私たちの生活に大きく影響すると言うことでこの施設は、見直したほうがよいと思います。

 

イギリスの中心街活性化はタウンセンターマネジメント(TCM)がありますが、それは街を1つのSCと見立てて再生しており、4つのAすなわちATTRACTION(街の魅力)ACCSSIBILITY(アクセス)AMENITIES(快適性)ACTION(アクション イベントなどのマーケティング)

郊外SCに対するイギリスのスタンス

70年代規制

80年代規制緩和(サッチャー政権) アメリカからの圧力

90年前半規制

    後半規制強化

2000以降は包括的規制強化

   エステナブル・デベロップメント(持続可能な開発)が基本戦略  →            環境・資源問題への配慮最優先課題

        ↓

実現する為⇒土地利用システム=都市計画

        交通政策  商業立地政策  住宅政策の推進     

                 ⇒適正規模

イギリスではミーケンシャル・アプローチ

 開発はまず中心市街地、そこに適地がない場合はその周辺、そこにも適地がない場合は郊外。とあります。

適地とはこの6角形の地形でしょうか?

 

イギリス プリマス市(人口26万)では、52000uのSC 480億円で建設

さくら野の再開発は中心街の最も重要な経済活動

中心街から大型店が無くなってよいのか

 なぜ郊外へSCが出店したがるのか⇒大きなフロアがとれる、効率が良い

 

改正中心市街地活性化法

 地域における社会的、経済的、および文化的活動の拠点となるにふさわしい魅力ある市街地の形成。

 

 

5、支援措置の大幅な拡充

/都市機能の集積促進

/街中居住の推進

/商業等の活性化   適正面積 大型店、専門店

 

少子高齢化→人口減少

 暮らしやすさの実現

  

   適正な立地    商業施設

      ↓       公共公益施設 郊外の開発禁止

   コンパクトシティ 中心街     ⇒TMO 街づくり会社 地方自治体の健全化=税収の増加

 

 

街づくりの要素の相互関係                         P112

 

合意形成             計画性

地域資源の活用 ⇒     柔軟性   継続性  ⇒ 「まち」としての資産価値向上

           事業性

  

商業立地政策上さくら野の開発を邪魔する計画は認められないと思います。皆さんどうでしょうか?さくら野の社長は11000uの売り場を20000uに増床したい(2009年)と話しております。3000uを売却して開発投資

参考までに小樽のマイカル建設で大赤字、これで倒産になる。三春屋は、15850u

大きな売り場にする必要はないが理想的な商業複合施設となるためには広さ(面積)が必要

  売り場(物販・飲食)のほかに                                                                 P209

  共福祉施設  生活創造支援拠点  生活交流促進拠点  多目的クリエイティブスタジオ

  子どもの遊び場(子供服売り場のそばが効果的)  習いもの教室

  老人介護  医療器具販売コーナー  生活文化ギャラリー

  ゆったりとした通路  憩いのロビー  大きな吹抜  都市アメニティー集約  ミニ公園

弘前さくら野の大きな水槽・・・・・・本当は八戸にほしいがスペースがない

 今後の中心市街地の目標                                                                   P205

効率的・効果的な公共投資の実施による維持管理コストの縮減と公共サービスの効率性の向上」

投資と収益」のバランスシート コスト計算                                                          P208

「『まちづくり』は投資が伴う戦略事業ですからSCなどの建設と同様に活性効果、予測に基づく数値目標を設定し、投資効果のある事業と連動させ、より高い経済活力を取り戻せるように組み立てることが重要です。」

 

 

協議会・事業者に関する留意点                                                                   P215

過大な事業は厳に慎み最小限の投資で最大効果を狙う。」

 

そこでこの施設について

八戸市の収益が上がるか?

都市経営とは税の増収目的だが、固定資産税は0円。(市の財産だから)

売上予定は?   維持費は?  数値目標がないのはコスト意識がないからではないでしょうか?

○営業時間は?  年中無休?  観光バスが止まる?  

三社大祭、えんぶり等を見ているのでしょうか?1階にトイレスペース大きくとった方が良いのではないか(街中には案外トイレが不足)

○来訪者のおもてなし,お休み処の充実をはかったほうが良い。

○スキップフロアになっているが、階高5、4mでその半分としたら2、7mであるが、(一般住宅では2階の高さ)踊り場のない階段ではお年寄りや障害者には不向き。もし推し進めるならH1、5mまで、あるいはエスカレーターを設置する。 ⇒コスト高

○レンタブル比(実行面積/建築面積)が悪い。階段、吹き抜けが大きすぎる(無駄が多い)。⇒将来民間に売却しても使用できない(二束三文)リメンバー[夕張市]

○オメガ跡地部分を計画からはずしミニポケットパークをつくる。ベンチ等を置き休憩スペースにしてさくら野の再開発に備えたほうが良い。

○39億円の高額な建設費を見直し、規模が小さくなればコストも下がるしスキップフロア、吹抜けをやめればかなり下がる。20億円くらいまで可能!

 

右のページ数の表示は2006街元気プロジェクトBOOK@e-ラーニング編

主催:経済産業省商務流通グループ中心市街地活性化室

街元気プロジェクトホームページ:http://www.machigenki.jp    

 街づくりに関心のある方は是非見て学習しましょう

*市役所へ意見をどしどし送り計画を見直しさせましょう!

http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/9,287,18,html




意見書3へ