私が建築家になりたいと思ったのは修学旅行で仙台に行ったときに八戸もこんな街にしたいなあと思ったからです。

八戸市三日町に観光交流施設(HPM)を建設予定で実施設計に入っております。いままで何回となく市の担当者や市長、会議所会頭に再度見直してほしいといってきましたが、まったく聞き入れられておりません。

私は、HPMが不必要とは言いませんが、中心街活性化の効果を考えるとさくら野の再開発が絶対的に必要であり、数段集客力や、経済効果は上だと考えるからです。オメガの駐車場跡地を計画から外し、再開発の目途が立つまで空き地としミニポケットパークか駐輪場、イベントスペースにしておき将来はさくら野の再開発で利用した方がよいといっているのです。私自身SC開発を数件手がけており、将来絶対に後悔すると考えております。

今の八戸の中心街はさくら野と三春屋で何とか持っているようなものですがさくら野は広い売り場を必要といっているのです。ニチイ、長崎屋、イトーヨーカ堂が街から姿を消し、一般消費者は激減しております。HPMで本当に年間40万人もの動員が出来るのでしょうか?HPMが絶対失敗しないと誰が言い切れるのでしょう?そして誰が失敗したときどのような責任取るのでしょう?過大な事業は厳に慎み最小限の投資で最大効果狙うべき。

更にHPMに関しては基本設計を大幅に変更していただかないとならないと考えております。中心市街地に来る客は若者だけではありません。スキップフロアーで階段が多く使用するスペースが少ない上、2.7メートルも上らないとならない階段は、高齢者や身障者にはどうしても使いにくい建物で、不評を買うに違いありません。どうしてこのようなことを役人がチェックしないのか考えられません。各階大きな吹き抜けは経費がかかるからやめ、福祉の充実にまわす。吹き抜けが大きく冷暖房のコストがかかる。採算性がない公共建築は赤字の温床になり目的の中心街活性化にならない。と感じております。皆さんどう感じますか?

 

http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/9,287,18,html

ひとり言へのリンク
コンパクトシティ